JGAナショナルチーム選出!
外岩戸晟士くんの挑戦ストーリー

アスリートゴルフコース

外岩戸 晟士くん インタビュー

外岩戸 晟士さん
数ある選択肢の中で、なぜ代々木高校を選んだのか。その理由や、入学当時に描いていた思いを教えてください。

高校進学にあたり、これまで慣れ親しんだ人々と離れ、新しい環境に身を置きたいと考えていました。ゴルフに打ち込む時間を増やしたいという思いもあり、通信制高校を検討する中で、代々木高校の監督やコーチの情熱が一番強いと感じたことが、最終的な決め手となりました。また、関東でも「外岩戸晟士」の存在を多くの方に知っていただきたいという気持ちもありました。

志摩でのスクーリングで印象に残っている出来事や風景はありますか?

三重県志摩市で行われたスクーリングでは、代々木高校の先生方やゴルフコースのチームメイトとともに受けた授業がとても新鮮でした。特に記憶に残っているのは、スクーリングが終わってから賢島カントリークラブでラウンドしたことです。今後も文武両道を目指して努力していきたいと思っています。

インタビュー風景(外岩戸 晟士さん)
ゴルフコースの仲間と過ごした遠征(大会・合宿)で、特に心に残っているエピソードはありますか?

普段は日本各地にいて各自練習をしているので、合宿や試合はみんなに会える楽しみな時間で、しんどい練習をしつつも楽しんでいます。特に食事ではアスリートとしての体づくりのためにたくさんの量を食べました。ぼくは普段から食べる量が多いのでなんとか完食できていましたが、中には泣き出しそうな部員もいて…「がんばれ!」という気持ちで見守っていました。

仲間から学んだことや刺激を受けた瞬間を教えてください。

代々木高校のゴルフ部には初心者から全国大会で活躍する部員まで、いろんなレベルの人がいます。小さい頃からゴルフをしていた自分にとっては、忘れかけていたことを思い出したり、初心に返って考え直したりする、すごく大切な時間でした。1人じゃ気づけなかったことも、仲間と一緒だからこそ見えてきた気がします。

自主練習が中心の環境の中で、仲間の存在がどんな支えになっていましたか?

自主練が中心の環境の中で、同じ志を持つ仲間の存在はすごく大きかったです。毎日の練習は正直きついこともあったけど、「負けたくない」という気持ちと、「一緒に頑張ろう」と思える仲間がいたから乗り越えられたと思います。仲間っていいなって心から思えたし、代々木に入学して本当に良かったと感じています。

日々の練習で意識していたこと、工夫していたことは何ですか?

「1日24時間をどう効率よく使うか」は、小さい頃からずっと意識してきたテーマでした。通信制高校を選んだのも、ゴルフと勉強の両立を考えたときに、自分にとって一番合っていると思ったからです。朝から夕方までは練習に集中し、夜はしっかり勉強。この生活リズムが自分に合っていて、成長にもつながったと思います。

苦しかった時期や乗り越えた経験があれば教えてください。

毎日頑張っているのに、思うような結果が出なくて悩んだ時期がありました。 そのとき、コーチや監督に相談したら、「もっと頑張れ」じゃなくて、「今まで十分頑張ってきたから、少し休んでみてもいいんじゃない?」って言ってくれて…。 ゴルフを始めてから、クラブを握らない日はなかったけど、初めて1週間だけゴルフから離れて、東京の校舎に通学してレポートに集中しました。 すると、日が経つにつれて「やっぱりゴルフがしたい!」って気持ちがどんどん強くなって、ゴルフのことばかり考えてしまって…。 「ああ、自分は本当にゴルフが好きなんだな」って改めて気づけたし、「もう一回頑張ってみよう」って思えました。 あのとき、コーチや監督の言葉がなかったら、もしかしたらゴルフを辞めていたかもしれません。本当に感謝しています。

JGAナショナルチームに選ばれたときの気持ちと、その道のりを教えてください。

自分がJGAナショナルチームに選ばれるなんて、正直、考えたこともありませんでした。 選出は日本アマチュアランキングが基準になるんですが、実はそのランキングもちゃんと見たことがなくて…。 周りの人に「今の成績ならナショナルチーム入れるんじゃない?」って言われて初めて確認したら、5位だったんです。 「もしかしたらチャンスあるかも」と思いつつも、「いや、まさか自分が…」という気持ちのほうが強くて、通知が来るまでは本当に信じられませんでした。 だから、選ばれたときはすごく嬉しくて、家族みんなで喜びました。 毎日の努力と練習が、ナショナルチームという形で報われたんだと思うと、本当にありがたいです。 今、最高の経験をさせてもらっていることに感謝しています。

同じ道を目指す後輩たちへ、伝えたいことは?

目先の結果だけがすべてじゃないってことを、後輩のみんなに伝えたいです。僕は、そこまでの努力こそがすべてだと思っています。 結果が出ないときも、自分を信じて努力し続けることが大事。「挑戦し続ける限り、成長できる」って、僕は本気で信じています。だから、一緒に頑張っていきましょう

今後の目標や自分への期待を教えてください。

目標は、もちろんプロゴルファーになることです。 攻めのゴルフと、最後まで諦めない姿勢で、ギャラリーを沸かせられるようなプロになりたいと思っています。 そして、礼儀や感謝の気持ちを忘れずに、プレーだけじゃなく、人としても尊敬されるようなプロゴルファーになることが、自分自身への期待です。