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自立を目指す生徒へ新たな取り組み


三重県志摩市に本校を置く広域通信制の【代々木高校】では、多様な生徒の育み環境の構築を図るため、様々な分野で活動している魅力的な学校や団体と連携し、生徒の皆さんが自立を目指すことのできる特化した環境の提供を行っています。https://yoyogi.ed.jp/

中でも「奨学金コース」は当校独自のもので、就労しながら高校卒業資格を目指すコースです。学納金全額を提携先の企業や団体に負担していただき、給料を得ながら高校卒業資格と技能や資格などを身につけるというもので、社会人として自立した状態で高校卒業、新卒として進路を選択する事が出来るものです。

その他にも「伊勢志摩料理人コース」「伊勢志摩漁師コース」「バイクメカニックコース」など魅力的なコースが沢山あります。https://yoyogi.ed.jp/guide/courses/hataraku/

しかし、「働く」ということが中学校までの生活とは違った環境変化をもたらすことになり、当該コースへの入学を躊躇する生徒が多く、導入受入機関の存在が課題となっていました。

2021年度より、厚生労働省が奨励する三重県伊勢市にある地域若者サポートステーションの「いせ若者就業サポートステーション」と新たに連携し、希望する生徒たちが経済的にも安心して自立を目指せるコースとして再スタートを切ることとなりました。

https://spst.e-ise.net/index.html

「いせ若者就業サポートステーション」では、キャリアカウンセリングを中心に職業適性相談、必要に応じてビジネスマナー、履歴書作成、面接対策などの研修の実施、就労体験(インターンシップ)などの期間を経たうえで就活の支援を行います。就業後もメンターとしてのカウンセリングを行うなど学校と職場が連携しながらフォロー体制を継続していきます。

高校学費無償化が近づいてきた昨今ですが、学費以外に要する学納金が大きな負担となっている方を多く見受けます。また、無目的でなんとなく普通の高校へ通う事によって起こる劣等感、それを抱えてしまう恐ろしさを考えると、就労の喜びや意義を感じることの大切さを学べるコースで様々な大人や仲間と関わりながら高校卒業を目指してみませんか。

高校を卒業する18歳は大人の入り口、そのスタートラインで劣等感を抱えたまま歩んで行くよりも、培ってきた経験を携えて、高校卒業後の進路を自分の意思で決められることは何よりも重要なことだと代々木高校では考えています。